歴史・伝統・文化を守り、次世代へつなぐ。
6つの重点プロジェクト。私は目指します、進めます!
生まれ育った我が町江東の発展と、育てて頂いた地域の方々への恩返しのために、そしてこの町でこれから育つ子ども達のために、町を守り、笑顔を守り、未来を守りたい。6つのプロジェクト前文には、私の思いを全て込めました。これからも皆様から頂く声をもとに、力強く進んで参ります。
1. 教育・子育て 【自立心と公共心を育む】
~家庭と地域・学校が子ども達の「育ち」を支援することを基本方針とします~
教育の基本は家庭にあります。一方で、核家族化の進行と、一部分では地域社会の人間関係も希薄化し、一昔前のように、常に誰かが子どもを見守れる状況も少なくなりました。様々な社会環境の変化が、現代の子どもの日常生活や心身の発達に影響を与えていると思われます。このような中、教育の第一義的責任は親にある事をふまえた上で、地域社会や学校教育が果たす役割は非常に大きく、心身ともに豊かな子ども達を育むためにも、伝統・文化活動や体育活動に対して、地域の大人の力が連携して子育て・教育に取組む家庭を側面的に支援する仕組みを積極的に取り入れていく事が必要であると考えます。また、児童虐待防止施策の拡充は急務であり、区児童相談所の設置に向けた準備を加速させて参ります。
◆児童虐待防止施策の拡充と区児童相談所設置に向けた準備加速を
◆ボール遊びなど子供たちの公園遊びを見守る屋外型子育てひろばの整備を
◆江東区の歴史・伝統・文化に触れる機会の拡充を
◆児童数の増加に伴う通学路の安全点検施策の拡充を
◆コロナ禍で縮小された伝統・文化活動の活性化を
◆小中学校の給食費無償化の具体的検討を
◆伴走型子育て支援施策の拡充を
◆空き家を利活用した子育て家庭への住宅支援施策の検討を
2.高齢・福祉・健康 【豊かな経験と知恵を未来へつなげる】
~サポートを必要とされる方々を家族の方々と共に支援することを基本方針とします~
ご自身やご家族が「介護」に直面するまで、本当の大変さを理解しがたいものです。また、必要とされるサービスが個々に大きく異なるのも、この分野の特徴です。与えるだけの通り一辺倒なサービスではなく、多種多様な問題に柔軟に対応できる態勢を整える事や、元気な高齢者の方々の豊かな知恵や経験を現代社会に活かし、未来へつなげていく取組みが必要であると考えます。また、体全身の健康には「口の中の健康」が大きく寄与することが明らかであることから、健康寿命の延伸に向けた口腔ケア施策の拡充を進めて参ります。
◆国の国民皆歯科健診制度創設を見据えた口腔ケア施策の更なる拡充を
◆介護予防・認知症予防施策の拡充と在宅介護支援施策の拡充を
◆公園遊びの見守り役にシルバー人材を登用し、世代間交流の促進施策創設を
◆介護事業所に対するICT化支援施策の創設を
◆移動困難者に対するデマンド交通システム(利用者ニーズに応じた予約型交通システム)構築の検討を
◆障害者就労支援体制や医療的ケア児の支援体制の更なる強化を
3.防災・防犯 【憂う事のない備えで我が町を守る】
~いざ、という時に憂うことのない町づくりを基本方針とします~
個人で各種の災害(震災、風水害など)や犯罪(空き巣、強盗、放火など)に立ち向かう事は大変です。家庭・地域・行政が三位一体となって災害や犯罪に備える事が必要です。また、東日本大震災では自治体の機能が不全となった事も被害を拡大させた要因となりました。多くの犠牲を伴った経験を、未来の安全・安心に活かす必要があると考えます。
◆再生可能エネルギーを用いた被災時エネルギーの分散化の拡充を
◆避難所開設・運営や要支援者同行避難、ペット同行避難などを取り入れたより実践的な防災訓練の実施を
◆地域の火災危険度に応じた感震ブレーカー設置助成制度の創設を
◆民間施設避難所協力協定先の拡大や帰宅困難者対策の拡充を
◆老朽建築物の除却・建替えや緊急輸送道路沿道の耐震化の推進を
◆自主防犯パトロール組織や災害協力隊、消防団の活動支援施策の拡充を
4.まちづくり 【歴史と伝統ある町の価値を守る】
~町並みを守り、世代を超えた交流が息づく町づくりを基本方針とします~
マンション建設の増加に伴い江東区の人口は57万人にまで達することが予測されております。人口の増加は町の発展に欠かせない要素である半面、一時的なインフラ整備不足や通勤時に交通機関が過度に混雑するなどの問題、地域社会の人間関係の希薄化から生じる目に見えない課題を生みます。これまでの一個人や一家庭が快適に居住できる町づくりから、これからは町に暮らす方々が共に町の歴史と伝統に触れ、守りながら、世代を超えた交流を促進させて、核家族であってもまるで3世代で暮らしているかのような安心感を持てる町づくりに取組むことこそが、いま町に暮らす方々にとって本当に価値のある町づくりであり、次の世代に残してあげたい町の姿だと考えます
◆深川資料館通りの無電柱化、歩道の再整備を
◆三つ目通り(都市計画道路)の道路拡幅未施工部の早期着工を
◆歴史ある地名「深川」冠称の復活を
◆地域コミュニティを活用した区道の緑化や花壇づくり(コミュニティガーデン)の推進を
◆プレーパークや屋外型子育てひろばなど都市公園の利活用の推進を
◆地下鉄8号線(豊洲-住吉間)の延伸事業化に伴う沿線まちづくりの推進を
◆令和5年度に策定される計画に基づいた老朽空家等対策の推進を
5.環境・エネルギー 【持続可能な町を子ども達に残す】
~大胆な環境施策を実施し、未来に責任ある環境都市づくりを基本方針とします~
今や環境問題を無視した施策の実施は許されません。区民・区内事業者・行政が一丸となって、環境問題に取り組める施策の推進が必要不可欠です。「ごみ戦争」を経験した本区ならではの大胆な環境施策を実現し、持続可能な町を子ども達に残す必要があると考えます。また次世代を担う子ども達が、さらに次の世代に責任ある環境都市づくりに取り組めるよう、環境学習の機会を拡充させて参ります。
◆街路樹や公園の伐採材・剪定材を活用したバイオマス発電によるエネルギーの地産地消を
◆製品プラスチックの分別回収、再商品化によるリサイクル施策の推進を
◆水素エネルギーを利活用した施策の推進を
◆環境学習情報館(えこっくる江東)や水素情報館(東京スイソミル)を活用した環境学習施策の拡充を
◆新海面処分場の更なる延命化に向けたごみ削減施策の拡充を
◆河川用地を利用した緑化や街路樹整備の推進を
6.地域社会・地域経済 【コロナ禍からの脱却を】
~コロナ禍からの脱却を目指し、経済・社会活動を力強く前進させることを基本方針とします~
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、様々な活動に制約が強いられてきました。感染症法上の類型が2類から5類に変更されることを踏まえ、感染症との距離感を保ちつつも町会自治会活動や区内経済活動などを活性化させていくことが、これからの区政にとって必要不可欠であると考えます。
◆町会・自治会、老人クラブなど各種団体の活動活性化支援施策の創設を
◆町会・自治会の担い手確保に対する支援施策の拡充を
◆区内商店のポイント還元キャンペーンの更なる拡充を
◆コロナ融資の借換融資制度や物価高騰対策融資制度の拡充を
◆区内企業のBCP作成支援施策の推進を
◆緑地・道路管理委託事業への包括指定管理制度導入の具体的検討を
◆入札・契約制度の適正化と工事の平準化の推進、設計変更ガイドラインの策定を